Six Invitational 2020 Closed Qualifier in 日本

Six invitational 2020へ

始まる。今年も。1年で最強を決める戦い。世界中の強豪が集う。極寒のカナダ。モントリオールの大地を踏めるのは、アジアでたったの残り1枠。半年前のSix Majorで世界一に輝いたEmpire、PLシーズンXFinal出場チーム達、Dreamhackモントリオールや OGA PITクロアチアなどで優勝し出場権利を得て挑戦する権利を得る。いま現在APACで出場を決めているのはPro league s10 Final出場したAeroWolfとWildcard gamingのみ。

 

そして残されているのはEU予選枠、NA予選枠、LATIN予選枠、APAC予選枠、特別招待の合計5枠。

日本予選会

日本での予選はこうやって行われる。

1.オープン予選

・11月30日の激戦を乗り越えた上位2チームが次へ

(Team NortheptionとMyStoryが勝ちました)

・誰でも参加できるぞ(年齢は守ってね)

・パスポートがないとヤバいぞ

2.クローズ予選

・12月14日15日(土日)にBo3のダブルイリミ(長そう)

・優勝した1位がAPAC予選へご招待

・シーズンX残留6チームと、オープン予選上位2チーム

・パスポートはあるよな?

3.APAC予選

・この枠に入ってBo3のシングルイリミだと思います

Closed Qualifierを見据えて

CYCLOPS athlete gaming

シーズンXでは日本1位の実力を持つCAGは最近メンバー募集をかけていたので今回の試合からメンバーチェンジする可能性も。声をかかったプレイヤー達は軒並み凄腕と聞くが実際にメンバーがどうなるのか、PL11から変更なのか、誰が抜けるのかなどは未だ不明。戦績から言えば一番期待されるチームではあるが、メンバー変更を見据えてどうなるのか、APACで振るわない事が多いので突破した先があるのかなど不安は多い。

野良連合

クロアチアで開催されたOGA PIT MINORでは第一回戦で破壊された野良連合。EUでは平日昼間からPLチーム、CLチームが活発にスクリムを実施しているという事実から環境格差を知る。しかしながらブートキャンプとしてクロアチアの大地で練習するという貴重な経験を積んだ野良連合が、どう変化しているのか。正直にいうとスーパー前衛Aimバトラーから中途半端な戦略チームに成り下がった現在のままでは勝機はない。このままだと来季は下位チームに。

GUTSGaming

Challenger League シーズン9を突破しPLXでは3位という好戦績を残した。本来のGUTSGaymingが持つ安定した攻めや基本に忠実な守りは、王道をいく日本流のRainbow six siegeと言える。しかしながらそれが通用しなくなるのが世界への入り口。APACに挑戦する権利はその戦略を柔軟に変えるか、Empireのように究極に高めなければならないだろう。メンバーチェンジなどがなく連携の精度に磨きがかかり究極に一歩近づいていれば今回の予選も或いは。

FAV gaming

PL9では5位、PLXでは4位とPLの中堅となった。戦略的には圧倒的に高みに立っているが、噛み合わずに下位チームにまくられることと、噛み合わず取られたラウンド後の精神的な不安定さが試合の後半に響き引き分けまで持ち込まれることなどが大きな課題として残っている。しかしながらその戦略は初見で突破することは難しく、世界にも通用する刃になりえるのもこのチームの良さである。社畜とプロゲーマーを世界で初めて両立し、世界に再び爪痕を残すことが出来るのかは、過労死ラインとの駆け引きが重要になるだろう。

DetonatioN Gaming

PLXでは5位だが先日のJCG秋のエイリアン杯ファイナルでは優勝を果たした。その中でLBXや野良連合JCG部門、このあとで紹介するNORTHEPTIONやLamyなどの強豪を軒並み撃破する試合運びは完全に全盛期のDNGを超えている。DetonatioNの持ち味である濃い味付けの自信を持ったピークで闘争主体のマップを抑えていることは現在の環境に適しているように思える。Bo3ということで不得意マップもやることになるだろうが、十分に可能性は見えているだろう。

※現在の環境とは?これを見てなんとなく察してください。銀行や領事館はほぼ無い。あとはわかるね。

YOSHIMOTO Gaming Lamy

PLXではギリギリの6位に滑り込み残留を果たしたLamy。先日のJCG秋のエイリアン杯ファイナルでDNGに海岸線と国境で2-7の4-7でしばき倒された。見てないけど手にとるように何故そうなったかわかるのでどうせ誰も読まないだろうからここに書いておく。Lamyの攻撃や防衛は基本忠実スタイル+裏1エントリーの形であり、基本的にこれが有効なのは戦略マップに多い。国境と海岸線はまさにその逆のピークtoカバーの撃ち合いマップに他ならない。裏1を破壊されたか、表4を破壊されたかはわからないが、Lamyのアプローチは正直に言うと分かり易ぎるのだ。その分かり易い行動に対しDNGは終始積極的なアプローチを行いLamyが後手に回ったことは想像に容易い。基本に忠実なプレイをするならもっと戦略マップをやるべきだ。どちらかというと昔のLamyは基本に忠実なのに突然暴れだすこと(刺さらない場合も多々あったけど)で相手に畏怖を与えていた。いまはどうだろう。基本に忠実ならばGUTSくらい極めなくてはならないし、ピークしていくならばDNGくらい激しく相手の心を突きささなければならないだろう。「強くなるんで、見ててください」の言葉を僕は信じて、クローズ予選よりはシーズン11に期待しています。

NORTHEPTION

北海道からの刺客。オープン予選1位突破。戦国の亡霊、BF時代からの努力の天才アロエリーナ(ペーパーマン出身)が帰ってきた。Challenger League シーズンXではチームが出来たばかりであった為、メンバー達の圧倒的な個人技能とは裏腹に全く振るわなかった。しかしながらこの二か月間で急激に力をつけ、JCG秋のエイリアン杯ファイナルではFAV gamingを打ち倒し決勝DNGで負けた。二か月程度で精度の高い連携は出来ない、連携は一朝一夕ではない、声だけで測れぬ阿吽の呼吸は年月が熟成させる。しかしたったの二か月でチームをその域まで高め、天才の片鱗を我々に見せつけたShuto Nasukawaは、再び帰ってきたのだ。この世界に。完成してまもないこのチームの総合力が付け焼き刃なのか、よく切れる名刀なのかこの予選で見えてくるだろう。今のうちに予想しておくが、CL11はNORTHEPTIONが1位突破する。

MyStory

無名だが無名チームではない、唯一のアマチュアチーム。狙うはGiant KillingのMy Story。KLIENの無念を晴らすべくここに集結する執念の亡霊達。メンバーは誰しも見たことのあるA1kyan, ElfithZark, HaRLey, takeruchi, TonZ1ru(元DNG元SG元なんとかかんとか)一人ひとりを語るべくもなく日本国内有数の実力者揃い。ただ強いメンバーを揃えても噛み合わずに散り散りになるのがこのゲームの難しさだが、このチームにそれは該当しない。A1kyan,takeruchi,TonZ1ruはこの界隈きっての頭脳派実力者であり戦略の理解と対応に長けた者達だからだ。先日ちょっとだけtakeruchi氏と会話する機会があったが、想像遥かに超えた才気を持つ知力、偏に逸材。KLIENの合理的な戦術と総合的な強さの理由を知った。そこに加える二人もElfithZarkとHaRLeyという超がつく個人技能と突破力の持ち主。しかしながらその力は測り知ることは出来ず未知数であり、トッププロに通用するのか。試合開始前から始まるBAN/PICKで相手の二手先を読むことが出来るか、感興をそそられる。

終わりに

いずれにせよ、APACで待ち構えるFnaticを超えねばなるまい。Xavier C9も強いが、今回のメンバーチェンジで補強されたFnaticの実力は非凡、飛びぬけている(サッチャーBANするから気を付けろ)ANZ予選会では無類の強さであった。あのLustyとパリピMagnetがマエストロで嫌がらせする後衛、Tex Virtue MentalistCの3トップと撃ち合うのは無理があるやろ。

どこにチームでもいいから、Fnaticにかましてくれ。頼む。という気分。またね。

※画像などはliquipedia様にお世話になっております。今度なんでも編集手伝うので許してください。

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