死体を撃つ行為

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スポーツマンシップ、道徳心

E-Sportsはスポーツという大きな括りの中にいる。今回の記事ではその視点を一貫していくこととする。もしもこれが遊びの範疇や、本気で勝利を求めぬ世界ならばまた違う論理が生まれるだろう。

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彼はプロゲーミングチームサイクロプス大阪のRainbowSixSiegeのプレイヤー。Twitterアンケートで死体撃ちを実施するか否かをファンの皆に問うていた。

サッカーにおいてモラルが問われたこと

モラル、道徳といった言葉は難しい。とても難しい意味を持つし線引きも曖昧だ。何がアウトで何がセーフなのか、現実においてもスポーツにおいてもその線引きは曖昧である。

サッカーにおいてシミュレーションというルール違反がある【第12 条 ファウルと不正行為 反スポーツ的行為に対する警告 負傷を装って、またファウルをされたふりをして(シミュレーション)、主審を騙そうとする。】岡崎 慎司というプロサッカープレイヤーは、激しい接触プレーが起きたにもかかわらずファウルされたアピールをしなかったことで海外の新聞記事に『真の侍は倒れない』と書かれた。これは日本人のフェアプレイ精神を示したエピソードに見えた。プレイヤーのモラル、勝利の定義、勝つことへの覚悟の差が出ている。岡崎 慎司の考える勝利は、ただ勝てばいいのではなく、自分の勝ちを誇れる勝利でなくてはならないからではないだろうか。しかし、海外のサッカーの強い国の中ではそれは戦略であると言われているし「マリーシア」と言われる賢いプレイともいわれる(決してルールの裏をかく悪いプレイという意味ではない)海外の”本気で勝ちを目指すチーム”には岡崎 慎司はずる賢さが足りない、バカ正直すぎると言われたのだ。

死体撃ちに関するモラル

死体撃ちは禁止されている行為ではない。過度な死体撃ち行為を5人揃ってしたとしても、主審は違反をとらない。死体撃ちをすることは勝つために相手にフラストレーションを貯めさせる戦術である。と言うプレイヤーもいる。

では単純にルール上可能なプレイだったとして、マナーとしてはどうだろうか。誰がよくない行為と決めて、誰が良い行為と決めるのか。それは観戦している皆に他ならない。競技シーンで戦うプレイヤーを見る人々が不快に思えば、よくないプレイであったと言えるだろう。そして観戦する人々が良いプレイだったと称賛するならばそれは巧みで高度な戦術だったといえるだろう。

プロとして行うべき道

日本においてプロとして競技シーンで活躍して生涯十分な収入を得ることの出来るスポーツ。相撲、野球、サッカー。ギャンブルもいれていいなら競馬も入るのかもしれない。そのいずれも人に見られることを生業としていることは間違いない。そのパフォーマンスを、競技におけるひたむきな姿勢を、そして戦う姿を魅せることで、お金を稼いでいる。恐らく日本において、それがプロが歩んでいく道なのだろう。例え君が相撲なんて誰が見るんだ、どこからお金が入るんだと叫んだとしても、現在はまだE-sportsに足を運ぶファンの人数よりも相撲は圧倒的に集客集金力のあるスポーツだ。決してお金の為に戦っているわけではないと言うかもしれない、しかしながらお金はすべてを解決するリソースになる。大会も、人口も、ゲーム寿命も。お金があればすべてを解決することが出来る。その為に必要なのは人に、多くの人に見られることだ。多くの人が興味を示し、多くの人が見にきて、多くの人がお金を落とすことだ。

魅せるスポーツにするために

プロとして行うべき道は、多くの人に見て貰えるパフォーマンスを魅せること。仮にそれをプロの道と定義したとする。さて、死体撃ちの是非についてはどうだろうか。私は炎上商法も一つの戦略だと思うし、議論を誘発させることは決して悪い事ではないと考えている。多くの人の目についてそれが気分がよくないプレイだったとしてもどうだろうか。まだ、絶対にそのプレイが悪いプレイだと言い切ることはまだできそうにない。

まとめ

そもそも死体撃ちが勝利へ直接繋がるロジックだとは思わない。そして、その行為が0.1%あなたの勝利を近づけるのか、それとも遠ざけることになるのかは私にはまだ判断がつかない。そもそも海外のE-sportsシーンではそもそも死体を撃つことがそこまで過度の悪行とは言われていない(やりすぎればマナーが悪いとは言われるが)。しかしながら日本においては死体を撃つという無意味な行為は礼節をたっとぶ日本文化の中で悪い事と認識されてきたのだ。その中で”プロ”というゲームにおいて新しい立場が登場していく奔流の中で、いま私たちは世界モラルと日本モラルの狭間に立っているのだ。

さて、ここに一つの解決方法がある。私はE-sportsゲームを作る企業達が日本の文化を重んじて、Fortniteのエモートのような機能でお辞儀が出来るようになるとこの問題が解決されると思っている。敵を倒すたびにお辞儀エモートをするプレイヤー達。礼節を重んじたゲームになっただろう?

これはもちろん冗談だ。皆にお辞儀をして謝罪しようと思う。『ペコッペコリー』

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